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相続した家の解体費用は誰が負担する?後悔しないための基礎知識

2026年01月14日更新

相続した家の解体費用は誰が負担する?後悔しないための基礎知識

こんにちは!仙台解体センターです。

親御様や親族から実家を引き継いだ際、「古い家をどうすべきか」と頭を悩ませる方は非常に多くいらっしゃいます。特に、相続した家の解体費用を誰が負担するのか、いくら必要なのかという問題は、家族間でのトラブルに発展しやすいため、不安を感じるのも無理はありません。

この記事では、相続した家の解体費用における負担のルールや、相続放棄をした場合の取り扱い、さらに費用を安く抑えるための補助金制度について詳しく解説します。この記事を読むことで、法的な負担義務の所在や、円満に話し合いを進めるための具体的なステップが明確になります。

相続した家の処分にお困りのご家族や、兄弟間で解体費用の分担について話し合いを予定しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!


相続した家を解体するケースが増えている理由と最新動向

近年、相続した家を解体する選択をするご家族は急速に増加しています。その背景には、建物の老朽化が進んでいることや、空き家を放置することによる維持管理コストの増大という現実的な問題が存在します。空き家を放置し続けると、特定空き家に指定されるリスクがあり、固定資産税の優遇措置が受けられなくなるため、早めの解体が推奨されています。

また、近隣住民への安全配慮や防犯対策の観点からも、相続した家を解体する動きは加速しています。古い家屋は地震や台風などの災害時に倒壊する危険性があり、万が一被害が出た場合は所有者が損害賠償責任を負わなければなりません。管理責任を果たすために、資産価値の低い古い家を解体し、更地にして売却する手法が一般的なトレンドとなっています。


解体費用の負担者は誰?相続人全員・代表者・共有名義の考え方

相続した家の解体費用は、遺産分割協議の内容によって誰が負担するかが決定されます。不動産を1人の相続人が単独で相続した場合は、その単独所有者が解体費用の全額を負担することが法的な原則です。単独所有者が解体工事を依頼し、業者への支払いも責任を持って行う形式が、最もシンプルでトラブルが少ない方法と言えます。

一方で、実家を兄弟などの複数人で共有名義として相続した場合は、その持分比率に応じて解体費用を負担するのが一般的です。例えば、兄と弟が2分の1ずつの持分で家を相続した場合、解体費用が200万円であれば、それぞれ100万円ずつ出し合う計算になります。ただし、共有名義の場合は全員の同意がなければ解体工事を契約できないため、事前に合意形成を図ることが不可欠です。

相続財産の中から解体費用を捻出するという考え方も、多くの現場で採用されています。遺産分割協議が整う前に、亡くなった方の預貯金から解体費用を支払うことは、後の精算において不公平感を生む可能性があります。そのため、相続人全員で「解体費用は相続した現金から優先的に支払う」という合意書を作成し、代表者が手続きを進める方法が推奨されます。

解体費用の負担割合で揉めないためには、事前に見積書を共有し、誰がいくら支払うかを書面で残しておくことが大切です。口約束で「後で払う」という約束をしても、工事完了後に支払いが滞るケースは少なくありません。親族間の信頼関係を維持するためにも、具体的な金額と支払い期限を明記した合意書を用意し、透明性の高いやり取りを心がけてください。


相続放棄・限定承認をした場合の解体費用負担はどうなる?

相続した家がボロボロで価値がなく、解体費用を負担したくないという理由で相続放棄を検討する方も少なくありません。相続放棄を行うと、その人は最初から相続人ではなかったものとみなされるため、解体費用を負担する義務は消失します。ただし、相続放棄をしても、次の相続人が決まって管理を始めるまでは「管理継続義務」が残る可能性がある点に注意が必要です。

相続放棄によって全ての責任が即座に無くなるわけではなく、建物が崩壊して他人に怪我をさせた場合の賠償責任を問われるリスクはゼロではありません。家庭裁判所に相続財産管理人の選任を申し立てることで管理責任を完全に離れることができますが、これには予納金として数十万円から百万円程度の費用がかかる場合があります。相続放棄を選択する際は、目先の解体費用だけでなく、手続き全体にかかるコストを比較検討しなければなりません。

限定承認という手法を用いることで、相続したプラスの財産の範囲内でのみ解体費用などの債務を負担することも可能です。限定承認は、相続人が複数いる場合は全員で申し立てる必要があり、手続きが非常に煩雑であるため、実際に行われるケースは多くありません。しかし、借金があるかもしれないが家だけは整理したいという場合には、一つの選択肢として有効に機能します。

解体費用を誰が負担するかという議論において、相続放棄は強力な手段ですが、親族間の感情的なしこりを残すこともあります。自分が放棄した分、他の兄弟に負担が回るため、事前によく話し合わなければ親族関係が修復不可能になる恐れがあります。法的な義務の有無だけでなく、家族全体のバランスを考えた判断が求められる場面と言えます。


解体費用を軽減する方法|補助金・控除・売却との比較

相続した家の解体費用負担を軽減するためには、各自治体が実施している補助金制度を積極的に活用することが重要です。古い家屋の解体に対して、数十万円から、条件によっては100万円以上の補助金が出る地域も存在します。補助金の申請は必ず解体工事の契約前に行う必要があるため、着工前に役所の窓口やホームページで最新の情報を確認してください。

また、解体費用を「譲渡所得の控除」として利用することで、実質的な税金負担を減らすことが可能です。相続した家を解体して更地として売却した場合、解体費用を譲渡費用として計上でき、売却益にかかる所得税や住民税を抑えることができます。さらに、3000万円の特別控除(空き家の譲渡所得の特例)を適用できれば、大幅な節税効果が期待できるため、税理士などの専門家への相談も有効です。

更地にするのではなく、古家付き土地として売却し、買主に解体費用を負担してもらうという戦略も考えられます。この場合、売主である相続人は解体費用を直接支払う必要がなくなるため、初期費用の持ち出しを抑えたい方には最適な選択肢となります。ただし、建物がある状態では土地の活用イメージが湧きにくく、売却価格が相場より低くなる傾向があることは理解しておくべきです。

解体費用を安く抑えるためには、複数の解体業者から相見積もりを取り、内訳を細かく比較することも欠かせません。1社だけの見積もりで決めてしまうと、相場より高い金額を負担することになり、相続人間での不満の原因になります。適正価格を把握した上で、補助金や税制優遇を組み合わせることで、1人あたりの自己負担額を最小限に留めることが可能になります。


トラブルを防ぐために知っておきたい費用負担の決め方と注意点

相続した家の解体工事におけるトラブルを回避するためには、工事着手前に「誰が契約者となり、誰がいつまでに支払うか」を明確にすることが最優先事項です。特に、複数の相続人がいる場合は、代表者が一括で支払いを行い、後から他の相続人に請求する形をとると、費用の回収が難しくなるリスクがあります。工事代金はあらかじめ共有の口座に入金してもらうか、業者へ直接分割して支払う仕組みを検討してください。

また、解体工事中に追加費用が発生する可能性についても、事前に親族間で合意しておくことが不可欠です。地中から昔のコンクリート片や浄化槽が見つかった場合、当初の見積もりにはない追加料金が発生することが一般的です。このような不測の事態が起きた際に「誰が追加分を出すのか」を巡って揉めないよう、予備費を多めに見積もっておくか、負担割合のルールを事前に決めておくべきです。

家の中にある遺品整理や不用品回収の費用を、解体費用と分けて考えることも重要なポイントです。解体業者が家の残置物を処分する場合、産業廃棄物として扱われるため、想像以上に高額な費用負担が発生することがあります。自分たちで可能な限り荷物を片付けることで、解体費用そのものを圧縮し、親族間の負担額を減らす努力をすることが円満な解決への近道です。

解体業者選びにおいても、安さだけで選ぶのではなく、丁寧な説明と実績のある会社を選ぶことがトラブル防止に繋がります。近隣住民への挨拶や養生が不十分だと、クレーム対応の精神的負担まで相続人が背負うことになってしまいます。技術力が高く、近隣対策まで徹底してくれる業者を選ぶことで、相続という大きな節目をスムーズに終えることができるでしょう。


まとめ

相続した家の解体費用負担は、所有者となる相続人が負うのが基本ですが、共有名義や遺産分割の状況によって柔軟に決めることが可能です。補助金や控除の活用、さらには相続放棄といった法的手段を含め、多くの選択肢の中から最適な方法を選ぶことが、後悔しないための鍵となります。親族間でしっかりと話し合い、書面で合意を形成することで、金銭トラブルを未然に防ぎ、大切な実家の片付けを前向きに進めていくことができます。

この記事を参考に、まずはご家族で「誰が主導し、どのように費用を分担するか」を話し合ってみてください。正しい知識を身につけることが、スムーズな相続と建物の整理を実現するための第一歩です。

仙台解体センターでは、地域密着をモットーに空き家、建て替え時の解体作業をおこなっております。是非!解体の事なら仙台解体センターにお任せください!

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