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実家解体は相続人全員の同意が必須?トラブルを防ぐ正しい進め方

2026年01月13日更新

実家解体は相続人全員の同意が必須?トラブルを防ぐ正しい進め方

こんにちは!仙台解体センターです。

「親が亡くなって空き家になった実家を解体したいけれど、兄弟や親族の同意が取れていない」と悩んでいる方は非常に多いのではないでしょうか。実家の解体は、大切な資産を取り壊す行為だからこそ、相続人同士の意見が食い違うと大きな壁にぶつかってしまいます。

この記事では、実家解体において相続人全員の同意が必要な法的理由や、同意を得られない場合に発生するリスク、そして円満に解決するための具体的な進め方を詳しく解説します。

この記事を読むことで、法的に正しい解体の手順が理解でき、親族間での話し合いをスムーズに進めるためのヒントが得られます。

「実家の管理に困っているけれど、他の相続人とどう話せばいいか分からない」というご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!


なぜ実家の解体には相続人全員の同意が必要なのか

実家の建物は、所有者が亡くなった瞬間に相続人全員の「共有財産」となります。共有財産である実家を解体する行為は、法律上で「変更行為」と定義されています。民法では、共有物の形状や性質を根本から変える変更行為を行う場合、共有者全員の合意が必要であると定められています。たとえ長男が実家を管理していても、他の兄弟に無断で実家を壊すことは法律で許されません。

実家解体に相続人全員の同意が必要な法的根拠

実家の解体は、不動産の価値を消滅させる重大な決定にあたります。民法第251条の規定により、共有物の処分や大きな変更には、持分に関わらず全員の同意を得なければなりません。もし一人の相続人が勝手に実家を解体した場合、他の相続人から不法行為として損害賠償を請求される恐れがあります。実家の解体はやり直しがきかないため、法的なルールを遵守することが自己防衛にも繋がります。

実家が未登記の場合でも相続人全員の同意が必要な理由

実家の建物が登記されていない未登記物件であっても、相続人全員の同意が必要な事実に変わりはありません。未登記であっても建物は所有権の対象であり、亡くなった方の遺産として扱われるからです。解体業者は工事のトラブルを避けるため、契約時に相続人全員の同意書や印鑑証明書の提出を求めることが一般的です。未登記だからといって勝手に壊せるわけではなく、法的な権利関係を整理するプロセスは不可欠です。


同意が取れない場合に起こりやすい相続・解体トラブル

実家解体において相続人全員の同意が得られないまま話を進めると、修復不可能な親族トラブルに発展します。特に「実家に思い入れがある」「将来住むかもしれない」と考える相続人が一人でもいると、議論は平行線をたどります。強引に解体を進めると、親族間での信頼関係が崩壊し、その後の遺産分割協議全体がストップしてしまうリスクがあります。

感情的な対立が招く実家解体の中断トラブル

実家解体の同意を得るプロセスで最も多いのが、思い出の品や仏壇の扱いを巡る感情的な対立です。ある相続人は「早く更地にして売りたい」と考え、別の相続人は「思い出が詰まった実家を壊したくない」と主張することがあります。このような意見の相違を無視して解体見積もりを進めると、話し合いの場さえ持てなくなるケースが目立ちます。一度感情がこじれると、実家の解体工事そのものが何年も先延ばしになり、特定空き家に指定される危険性が高まります。

解体費用の負担割合に関する金銭的トラブル

実家解体の同意は得られても、費用の支払い段階でトラブルが発生することは頻繁にあります。解体費用が150万円かかる場合、その150万円を誰がどのような割合で負担するかで揉めるケースです。長男が全額負担すべきと主張する弟妹や、法定相続分で分けるべきと主張する姉など、金銭的な利害関係は複雑です。事前に書面で費用負担の合意を交わしておかないと、解体後に「そんな金額は聞いていない」と拒絶されるリスクがあります。


相続登記の義務化と実家解体への影響とは

2024年4月から、不動産の相続登記が法律で義務化されました。これまでは実家を相続しても登記を変更せずに放置できましたが、今後は取得を知った日から3年以内に登記申請をしなければなりません。この制度変更は、実家解体を検討している方にとっても無視できない重要なポイントとなります。正しく登記を行わないと、実家の所有者が特定できず、解体手続きそのものが進まなくなる可能性があるからです。

相続登記を行わずに実家を解体するリスク

相続登記を放置したまま実家を解体しようとすると、過料という罰金が科せられる可能性があります。正当な理由なく相続登記を怠った場合、10万円以下の過料に処されることが法的に定められました。また、古い登記のままだと解体業者との契約時に本人確認ができず、工事を断られるケースも増えています。実家解体をスムーズに行うためには、まず誰がその建物の権利を持っているかを公的に証明する準備が不可欠です。

登記義務化が実家解体の話し合いを促進するメリット

相続登記の義務化は、放置されがちだった実家の問題を家族で話し合う良いきっかけになります。罰則があることで、これまで連絡が取れなかった相続人も協力せざるを得ない状況が生まれるからです。実家解体に消極的だった親族も、法律の義務を説明すれば、重い腰を上げてくれる可能性が高まります。この機会に権利関係を明確にし、実家解体に向けた全員の同意を取り付けることが、将来的なトラブル回避の近道となります。


相続人全員の同意を得るための現実的な進め方

実家解体を円満に進めるためには、感情論を排して論理的なメリットを提示することが大切です。まずは現状の維持費やリスクを可視化し、相続人全員で情報を共有する場を設けましょう。口頭での約束は後から「言った言わない」の問題になるため、必ず議事録や合意書を作成することが推奨されます。無理に説得するのではなく、全員が納得できる「着地点」を見つける姿勢が重要です。

実家の維持にかかるコストを具体的に提示する

実家を解体せずに維持し続けることのデメリットを、数字を用いて説明することは非常に効果的です。固定資産税が年間10万円、火災保険料が5万円、庭の手入れや管理費が5万円かかるとすれば、年間20万円が失われ続けます。10年放置すれば200万円の損失となり、これは実家解体の費用を上回る可能性があることを伝えましょう。経済的な損失を具体的に示すことで、反対していた相続人も「解体した方が合理的だ」と判断しやすくなります。

遺産分割協議書に解体の条項を盛り込む

実家解体の同意を確実なものにするためには、遺産分割協議書に詳細を明記することが最も確実な方法です。協議書の中に「実家を解体し、更地にした後の売却代金から解体費用を差し引き、残りを相続人で分配する」という一文を入れます。この方法であれば、解体費用を持ち出す必要がなく、売却益から精算できるため全員の合意が得やすくなります。専門家である司法書士や弁護士に相談し、法的に有効な書類を作成することが円満解決の鍵です。


解体業者に相談する前に確認すべき重要ポイント

実家解体の同意が概ね得られたら、次は具体的な業者選びに移りますが、その前に確認すべき事項があります。建物の構造やアスベストの有無、周辺道路の状況などは解体費用に大きく影響します。また、業者選びの段階で相続人の代表者が勝手に決めてしまうと、後から「もっと安い業者があったはずだ」と不満が出る原因になります。透明性を持って進めることが、最終的な全員同意を維持するために不可欠です。

複数社から見積もりを取り相続人全員で共有する

実家解体の見積もりは、必ず1社だけでなく3社程度から取るようにしてください。150万円の見積もりもあれば、120万円の見積もりが出ることもあり、その差額を全員で確認することが大切です。見積書の内容を相続人全員にメールやLINEで共有し、どの業者が最も信頼できるかを一緒に検討しましょう。自分一人で決めず、全員を巻き込むプロセスを挟むことで、後々の責任追及を避けることができます。

補助金や助成金の制度を自治体で確認する

実家解体には、多くの自治体で空き家解体補助金などの支援制度が用意されています。最大で50万円から100万円程度の補助が出るケースもあり、これを利用できれば相続人の金銭負担を大幅に減らせます。補助金の申請には相続人全員の同意書が必要になることが多いため、早い段階で役所の窓口へ相談に行きましょう。費用が安くなるという情報は、解体に反対している相続人を説得する強力な武器になります。


まとめ

実家の解体は、単なる工事ではなく、家族の歴史に区切りをつける大切な決断です。相続人全員の同意を得ることは法的な義務であるだけでなく、親族間の絆を守るためにも避けては通れないプロセスと言えます。民法のルールや相続登記の義務化を正しく理解し、客観的なデータを用いて話し合いを進めることが成功の秘訣です。

実家解体には多くの労力が必要ですが、一歩踏み出すことで、空き家管理の重圧から解放されます。反対している親族がいる場合でも、維持費の試算や補助金の活用提案を通じて、共通のゴールを見つけていきましょう。専門的なアドバイスが必要な場合は、経験豊富な解体業者に相談することも一つの手段です。

仙台解体センターでは、地域密着をモットーに空き家、建て替え時の解体作業をおこなっております。是非!解体の事なら仙台解体センターにお任せください!

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