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ブロック塀は補修と撤去どっちが正解?迷ったときの判断基準

2026年02月09日更新

ブロック塀は補修と撤去どっちが正解?迷ったときの判断基準

こんにちは!仙台解体センターです。

「庭の境界にあるブロック塀にひびが入っているけれど、直すべきか壊すべきか」と頭を抱えてはいませんか。ブロック塀の劣化は、単に見た目が古くなるという問題だけではなく、家族や通行人の命に関わる重大な安全リスクを秘めています。特に大きな地震が起きた際、老朽化したブロック塀は一瞬で凶器に変わり、倒壊による悲劇を招く恐れがあります。

この記事では、ブロック塀のメンテナンスにおいて「補修」と「撤去」のどちらが最適なのか、その判断基準を徹底的に深掘りします。この記事を読むことで、補修で済む範囲の限界や、撤去にかかる具体的な費用感、そして将来的なリスク回避の方法が明確に理解できます。

所有しているブロック塀の安全性を確認したいご家族や、リフォーム費用を少しでも賢く抑えたいと考えているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!


まずは確認|補修で済むブロック塀・撤去すべきブロック塀の違い

ブロック塀の維持管理において、補修と撤去のどちらを選ぶべきかという問いに対しては、塀の「健康寿命」を見極めることが唯一の回答となります。表面的な美しさを取り戻すための補修は、構造が健全であることが大前提であり、土台が崩れている場合には何の意味もなしません。ブロック塀は完成した瞬間から雨風による風化が始まっており、内部にある鉄筋の劣化具合こそが、どちらを選ぶべきかの最大の分かれ目となります。

一般的にブロック塀の耐用年数は20年から30年とされていますが、設置されている環境によってその劣化スピードは大きく異なります。補修で済むブロック塀の条件としては、まず第一に「構造的な歪みがないこと」が挙げられます。ひび割れの幅が0.3ミリメートル未満であり、その深さも表面に留まっている状態であれば、樹脂の注入やモルタルでの表面塗装といった補修作業で十分に機能を回復させることができます。また、汚れやコケが付着しているだけであれば、洗浄後に防汚塗装を施すことで、新品に近い状態まで見た目をリフレッシュさせることが可能です。

対して、撤去を強く推奨すべきブロック塀には、明確な危険サインがいくつか現れます。例えば、塀全体が道路側や敷地側に数センチメートルでも傾いている場合、それは地中の基礎が沈下しているか、土圧に耐えきれなくなっている証拠です。また、ブロックの継ぎ目に沿って縦や横に深い亀裂が走っている場合、内部の鉄筋が雨水にさらされて錆び、膨張している可能性が極めて高いと言えます。鉄筋が錆びて膨らむと、内側からブロックを押し出す「爆裂現象」が起き、塀の強度は一気に失われます。このような状態の塀に対して表面だけを塗り固める補修を行うのは、崩壊の危機を先延ばしにするだけの極めて危険な行為です。


費用で比較|ブロック塀の補修費用と撤去費用の目安

ブロック塀の補修費用は、作業内容が限定的であれば比較的安価に抑えることができます。部分的なひび割れ補修であれば、1箇所につき5,000円から15,000円程度の作業費で済むことが多いです。また、塀の美観を整えるための高圧洗浄と塗装工事を行う場合でも、1平方メートルあたり3,000円から7,000円程度が相場となります。短期的な支出を最小限にとどめたい場合や、数年後に家全体の建て替えを予定している場合などは、最低限の補修で凌ぐという選択肢も現実的です。

しかし、長期間の安心を買い取るという意味では、撤去工事にかかる費用は決して高い投資ではありません。ブロック塀の撤去費用は、重機が入れる場所かどうかにもよりますが、1平方メートルあたり5,000円から12,000円程度が一般的です。これに加えて、解体したコンクリートの塊を運び出す搬出費や、処分場へ持ち込むための廃材処分費が必要となります。合計すると、一般的な家庭の塀を全て撤去する場合には、20万円から50万円ほどの予算を見積もっておく必要があります。一見すると補修より高額ですが、一度撤去して軽量なアルミフェンス等に作り替えれば、その後の数十年間にわたるメンテナンス費用はほぼゼロになるというメリットがあります。


安全性の視点|倒壊リスクが高いブロック塀は撤去一択

日本においてブロック塀の安全基準は、1978年の宮城県沖地震以降、段階的に厳しくなってきました。古い住宅に多い「高さが2.2メートルを超える塀」や「厚みが10センチメートルしかない薄い塀」は、現代の建築基準法では認められていない危険な状態である可能性が高いです。特に、壁の強度を支える「控え壁(ひかえかべ)」が3.4メートルおきに設置されていない塀は、横からの強い衝撃に極めて弱く、地震発生時に真っ先に崩落する危険性があります。こうした構造欠陥を抱えた塀は、どれだけ表面をきれいに補修したとしても、耐震性能が向上することはありません。

また、倒壊リスクを考える上で見落とせないのが、所有者の法的責任です。万が一、ブロック塀が倒壊して通行人に怪我をさせたり、他人の財産を傷つけたりした場合、所有者は「工作物責任」を問われます。これは、所有者に過失がなかったとしても賠償義務が生じる非常に重い責任です。近年の震災でも、ブロック塀の倒壊による尊い命が失われる事故が発生しており、社会的な目も厳しくなっています。安全性の基準を一つでも満たしていないことが判明した場合には、迷わず撤去を選択することが、自分自身と大切な家族を守るための唯一の道であると断言できます。


築年数・劣化状況別|補修が向いているケース、撤去が向いているケース

築15年未満の比較的若いブロック塀であれば、積極的な補修を行うことで資産価値を維持できます。この時期に行うべきは、ブロックの防水機能を高めるコーティングや、目地の打ち直しです。コンクリートは吸水性があるため、雨水が内部に浸透するのを防ぐだけで、鉄筋の寿命を大幅に延ばすことが可能になります。また、地震による揺れの影響が少なく、地盤もしっかりしている場所であれば、部分的な補修を繰り返すことで40年近く持たせることも不可能ではありません。

一方で、築30年を超えたブロック塀は、人間で言えば高齢期の状態にあります。表面に白い粉状の物質が浮き出る「白華現象(エフロレッセンス)」が見られる場合、コンクリート内部の成分が外に流出しており、中性化が進行して強度がスカスカになっている証拠です。このような状態では、たとえ大きなひび割れがなくても、内部の鉄筋が寿命を迎えていることが多く、補修をしても数年後には別の場所から不具合が生じる「いたちごっこ」になりがちです。築30年を一つの区切りとして、補修にお金をかけるのをやめ、撤去して新しい安全なフェンス等へバトンタッチする決断を下すのが最も効率的な資金計画と言えます。


後悔しないために|解体業者が教えるブロック塀判断のポイント

ブロック塀の行く末を決める際に、解体業者の視点から最もアドバイスしたいのは「将来的な土地の活用方法を見据えること」です。例えば、将来的に駐車場を広げる予定がある場合や、庭の手入れを楽にしたいと考えている場合、補修に10万円をかけるよりも、今このタイミングで撤去してしまう方がトータルでの満足度は圧倒的に高くなります。ブロック塀を撤去して視界が開けることで、防犯性能が向上したり、家全体の風通しが良くなって湿気対策になったりするという副次的なメリットも多いのです。

また、工事を依頼する前には必ず、自治体が実施している「ブロック塀撤去補助金制度」の有無を確認してください。通学路に面している場合や、避難経路に指定されている道路沿いの場合、撤去費用の半分から3分の2程度が補助されるケースも珍しくありません。こうした公的支援を活用すれば、補修と変わらない自己負担額で完全な撤去が実現できることもあります。判断に迷った際は、解体のプロに現地調査を依頼し、現在の塀が法的な基準を満たしているかどうか、客観的な数値をもとに診断してもらうことが、後悔しないための第一歩となります。


まとめ

今回の記事では、「ブロック塀の補修と撤去のどっちが正解か」という悩みに対して、多角的な視点からその答えを導き出してきました。

結論として、ひび割れが小さく築年数が浅い場合には、早めの「補修」がコストパフォーマンスに優れています。しかし、築30年以上の経過や、傾き・構造的な欠陥が見られる場合には、安全と安心を最優先した「撤去」が最も賢明な選択となります。一時の出費を惜しんで危険な塀を放置することは、将来的に大きなトラブルを招く火種となりかねません。補助金の活用や専門家による診断をうまく利用し、ご家族にとって最適な決断を下してください。

仙台解体センターでは、地域密着をモットーに空き家、建て替え時の解体作業をおこなっております。是非!解体の事なら仙台解体センターにお任せください!

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