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オフィス解体の流れと費用相場|仙台市で失敗しないための完全ガイド

2025年08月12日更新

オフィス解体の流れと費用相場|仙台市で失敗しないための完全ガイド

こんにちは、仙台解体センターです。
オフィスの移転や閉鎖、リニューアルを予定されている企業様から、よくこんなご相談をいただきます。

「解体ってどこまでやるの?」
「費用はどのくらいかかるの?」
「工事期間はどれくらい?」

実はオフィス解体は、業務用ビルや商業施設の一部を扱うため、住宅解体よりも工程が複雑で、契約条件や費用も幅があります。正しい知識を持たずに進めてしまうと、工事途中で予算オーバーや工期遅延が発生することもあります。

この記事では、仙台市でのオフィス解体を安心して進めるために必要な基礎知識、流れ、費用相場、追加費用が発生しやすい条件と回避方法、そして信頼できる業者の選び方まで、詳しく解説します。


オフィス解体とは?原状回復との違いを押さえる

まず、混同されやすい「オフィス解体」と「原状回復」の違いから整理しましょう。

  • オフィス解体
    天井、床、壁、配線、空調設備など、内装をすべて撤去し、建物の構造部分だけを残す工事です。これを「スケルトン解体」と呼びます。新しいテナントや用途に合わせた改装がしやすくなります。
  • 原状回復
    入居前の状態に戻すための軽微な工事です。壁紙張り替え、床材補修、簡易な設備復旧が中心で、建物の骨組みや主要設備は残します。

この違いを理解していないと、見積もり金額を見て驚くことになります。例えば、鉄骨造50坪のオフィスをスケルトン解体する場合、原状回復の約2倍の費用になることも珍しくありません。


オフィス解体の流れ

仙台市での一般的なオフィス解体は、以下の流れで進みます。

1. 現地調査・打ち合わせ

当社スタッフが現場に伺い、建物構造、延床面積、間仕切りや設備の有無、廃材搬出経路、周辺の交通量や騒音条件などを確認します。仙台市中心部のように搬出スペースが限られている現場では、作業時間や搬出方法の工夫が必要です。

2. 見積書の作成

調査結果をもとに、工事範囲、解体方法、廃材処理費、工期を明記した見積書を作成します。当社では内訳を細かく記載し、「後から追加される項目」を極力なくすようにしています。

3. 届出・近隣挨拶

延床面積や構造によっては建設リサイクル法に基づく届出が必要になります。また、工事による騒音・振動・粉塵への配慮として、近隣テナントや住民への事前挨拶も行います。

4. 解体作業

什器・家具の搬出後、間仕切り壁・天井材・床材・配線・空調設備を撤去します。業務中のオフィスで使用されていたOAフロアや配線ラックもすべて取り外します。

5. 廃材の分別・搬出

木材・金属・石膏ボード・ガラスなどを分別し、適正処理場へ搬出します。当社は仙台市内の許可業者と連携し、適法かつ迅速な処理を行います。

6. 清掃・引き渡し

ほこりや残材を除去し、施主様立会いのもと最終確認を行います。仙台解体センターでは写真報告書も作成しております。


仙台市でのオフィス解体費用の目安

オフィス解体費用は、構造・広さ・立地条件によって変動します。おおよその相場をご紹介します。

構造坪単価30坪の目安
木造(W造)2万〜4万円60万〜120万円
鉄骨造(S造)3万〜6万円90万〜180万円
RC造4万〜8万円120万〜240万円

※上記は内装スケルトン解体のみの目安です。家具・什器撤去や特殊設備の解体は別途費用が発生します。


費用が高くなるケースと回避方法

オフィス解体では、以下の条件が揃うと費用が高くなる傾向があります。

  • 狭小地・大型車両が入れない
    人力搬出が必要になり、人工(にんく)費が増えます。
  • OAフロアや重量物の多い現場
    撤去に時間と労力がかかります。
  • アスベスト含有建材
    特別な養生と処理が必要で、高額になります。
  • 廃材処理量の増加
    特に金属やガラス、石膏ボードが多いと処理費用が嵩みます。

回避策としては、現地調査時に可能な限り情報を開示し、追加費用の可能性を事前に把握することが大切です。当社では、追加費用が出そうな場合はその場でご説明しています。


工事前に必ず確認したいチェックリスト

オフィス解体は着工前の準備が8割といっても過言ではありません。
以下の項目を事前に押さえておくことで、追加費用や工期延長のリスクを大幅に減らせます。

  1. 賃貸契約書の解体範囲確認
    原状回復義務の範囲や、指定業者の有無を必ずチェックしましょう。契約条件によっては、自社で業者を選べない場合があります。
  2. 搬出経路の確保
    エレベーターの利用可否、搬出口の幅、高さ、ビル管理人の立会条件などを確認します。仙台市中心部では駐車制限や搬出時間制限があるビルも多いです。
  3. 電気・水道・ガスの使用可否
    解体中に必要な電力や水道が使えるかどうかで作業効率が変わります。特に冬季は水道凍結にも注意が必要です。
  4. 什器・備品の撤去スケジュール
    解体前に不要な机・椅子・キャビネットなどを処分しておくと、工事がスムーズに進みます。弊社ではオフィス家具の回収サービスも承っています。
  5. 近隣への配慮計画
    ビル内の他テナントや周辺住民に対する事前挨拶や通知は必須です。特に音や振動の大きい作業日は事前告知を行いましょう。

季節別・仙台市でのオフィス解体の注意点

仙台は四季によって作業環境や搬出条件が大きく変わります。
現場経験から、季節ごとの注意点をまとめました。

春(3〜5月)

  • 新年度の移転・リニューアル工事が集中するため、解体業者の予約が取りづらくなります。
  • 花粉の季節で室内換気が難しく、粉塵対策を強化する必要があります。

夏(6〜8月)

  • 梅雨や台風の影響で搬出作業が中断することがあります。
  • 高温多湿により、工事中の作業員の負担が増えるため、休憩時間の確保が必要です。
  • 空調撤去後の室内は非常に暑くなるため、作業時間を早朝に設定することもあります。

秋(9〜11月)

  • 比較的天候が安定し、解体工事に適した季節です。
  • 年末の繁忙期前に工事を終える企業が多く、9月〜10月は予約が混みやすくなります。

冬(12〜2月)

  • 雪や路面凍結により、搬出車両のスケジュールが乱れる可能性があります。
  • 水道凍結による作業中断や養生資材の凍結にも注意が必要です。
  • 暖房機器の撤去タイミングは、作業員の体調管理に影響するため慎重に計画します。

まとめ

オフィス解体は単なる「撤去作業」ではなく、契約条件、工事環境、季節要因、周辺環境の全てを考慮した上で進める必要があります。
仙台解体センターでは、事前の現地調査・契約書確認・搬出計画の立案・近隣配慮まで一貫対応し、トラブルのない工事をお約束します。

お見積もり・現地調査は無料で承ります。仙台市・宮城県内でのオフィス解体は、ぜひ私たちにお任せください。

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